ミュージシャンとお坊さん

この前ズームでミュージシャンとお坊さんは似ているところが多いって話が出た。

私は以前息詰まると荘子(中国戦国時代の宗に生まれた思想家)の本を何回も読んでいた。

最近コロナで自宅に居る時間が増えたらある僧侶の書物を読んだり、YouTubeで2人のお坊さんの説教を片っ端から聴いている。😄

私は今現在無宗教だが、いろんな宗教の興味ある教えは結構真面目に読んだりする。

お坊さんの説法を聞いてると落ち着いてくる。どうして落ち着くんだろうなあと考えた。少なくとも2人のお坊さんは、とても働き者。そして、人を人として見ていて上も下も作らない。ただ教えを請う人たちが必要としているお話を親身にされる。全てに同意見かどうかは別にして、はあ、そう言う教えがあって、そう言う視点で物を見るんだなあとこれがよく勉強になる。🧐 視野が広がる事があって説法を聴くのが好きなのと、聴いてて落ち着けるところが好きなんだと思う。

このお二人は自分の体験談も加えてお話をされる。そうすると人生なんて自然体でよくて不必要な努力をしてよく見せる事もないんだと不思議と体感できる。お話してて、自然じゃないと、お話がつまんなくなったり、気持ち悪くなったりすることある。

そこがミュージシャンと一番似てるかな?私は自分が大事じゃなくて音楽そのものが大事。自分が思った事を伝えられたら、完璧な演奏じゃなかったとしてもオッケー。それが私だからと思えた時から演奏が楽になって、共感して頂ける時もちらほら出てきた。これが私なんだから、嫌いな人がいたら、仕方ないし、その人からも興味があればご意見を有り難く頂く。日々修行だから。

そうだ、日々修行だと言うところも似てる。大抵のお坊さんがYouTubeに出てこない様に、大抵のミュージシャンもYouTubeに出てこない。ましてや日々の修行なんて誰も知らないし、知られなくてもいいと思ってる。コンサートでお会いした時に生でその気持ちがちゃんと自然に伝わるかが大切。その時は正真正銘田中知子が思った音楽じゃないといけない。お坊さんもそうなんだろうな。

もう半世紀右往左往して壁には何回もぶち当たって厳しい批評も受けてきて、これだけでも分かっただけで世界が面白くなってきた。本番弾くのが怖くて一度バイオリンやめようと思った時を考えると生きてくのは辛い事もあるけどいい事もあるな。あっさり言ってるけど、真剣に辛い時は過酷😅

まず、物事を素直に見る事(決して世間の報道を鵜呑みにしろと言ってはいない。むしろその事については真逆の意見だ!)そして時間をかけて音楽に対しての自分の思いを追求していく。これが今心掛けている事。

悟りの窓

昔タクシーの運転手さんに勧められて行った京都源光寺の悟りの窓。しばらくここに正座して見てたけど何もその時は出て来なかった。また行ってみよう。何か見えるかなあ。

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