父 -My Father-

短距離走の練習を近くのグランドで教えてもらった。
私の運動会の親子走で小柄な癖に先頭を走る父を‘’不細工だから一緒に走るの嫌だ‘’と文句言いながらちょっと自慢だった。

漫画を読むのは病気以外の時は一切禁止、高校は家から徒歩15分の女子校(厳密には共学だったがその時代は女子しか居ない異例な学校だった)しか禁止という無理難題を言う所が嫌いだったけど、逆らえなかった。理由は通学途中に変な人に捕まら無い様に😅

仕事を終えた後毎週1回片道1時間半の運転をして熊本から福岡までバイオリンのレッスンに
連れて行ってくれた。レッスン中も睡魔と葛藤しながら2時間のレッスンノートを取ってくれた。それを読んだかどうか覚えてもいない。酷いな(笑)
そしてまた父は1時間半の運転をして家へ帰る。(途中で必ず父の好きな麺を一緒に食べる。)

母に内緒で高い楽器も買ってくれた。今は母もそれも知っているけれど。笑

お付き合いしている人がいると知った時2日間、父は父の部屋から出てこなかった。
結婚式の時は参加はするものの、式の前まで不機嫌で弟がSOSを出した事。

チャリティーコンサートをする様になり、静かにそれを応援してくれていたらしい。

実家に帰ってもいろんな用事で外に出ていく私に‘’ちょっともお話し出来無い‘’と悲しそうに母に語っていたらしい父

一緒にいる時間がとても短くて

聞きたいこともあったのに、話をしようとする努力もしなかった。
バイオリンだけちゃんとやってれば許してくれるって甘えてた。

ごめんなさい。

どんな時も習字を続ける父を尊敬してた。

今まで本当にありがとうございました。

知子拝

23Nov 2019